神田明神の氏子町一帯にて、2年に一度催される大祭「神田祭」。そのハイライトである「神幸祭」が5月9日、町内各所で執り行われました。弊社がある三崎町は氏子地区から(ギリギリ)外れているものの、5分も歩けば祭囃子が聞こえてくるくらいの距離感。というわけで、見物してまいりましたよ。
神輿や山車など500名からなる行列が氏子地区を練り歩く「神幸祭」。氏神様が乗った「一の宮鳳輦」「二の宮神輿」「三の宮鳳輦」が市中を巡り、神々の力によって各町会を祓い清めるという神事です。
……などと書くとやや堅苦しい感じもしますが、実際は″楽しいパレード”といった様相。天狗や馬、ゆるキャラまで登場するじつに華やかな行列が沿道の目を楽しませてくれます。
もともと神田祭は庶民の楽しみのために徳川幕府が始めたもので、当時から派手な仮装や曳き物が登場するエンターテイメント性の高いお祭りだったようです。地域住民を巻き込んだ豪壮なパレードは、まさに天下泰平の象徴だったのかもしれませんね。